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2025.12.1 REPORT

ご支援への御礼と現在の状況について(令和6年能登半島地震)

ご支援への御礼と現在の状況について(令和6年能登半島地震)

謹啓 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
能登半島地震が発生して早いもので二年が経過しようとしております。地震発生以来今日まで、国内・海外の皆様からたくさんの義援金を届けていただいております。皆様からの心温まるご支援とご声援が蔵元の再建に向けた熱い思いに対して非常に心強く、大きな後押しとなっております。被災した蔵元に代わりまして心からお礼申し上げます。
さて、被災地能登の現状は、主要な道路の復旧、住宅の解体は進んでおりますが、全体の復旧・復興にはまだまだ長い時間がかかりそうです。
被災した奥能登の酒蔵もようやく蔵や住居の解体撤去が完了しましたが、蔵の再建につきましてはまだまだ見通しが見えない状況です。
明るい話題といたしましては、大きな被害を受けた酒蔵のうち、昨年から珠洲市の宗玄酒造(宗玄)と能登町の数馬酒造(竹葉)が残った設備を修繕しつつ何とか製造再開にこぎつけております。また、今年の三月には、改修工事が一部終了した輪島市の白藤酒造店(奥能登の白菊)がようやく製造を開始いたしました。しかしながら、いずれの蔵も製造数量は被災前の半分に満たない状況です。
他方、全壊した珠洲市の櫻田酒造(初桜)は年末までに工事の着工を目指しておりましたが来春にまで延びそうです。能登町の松波酒造(大江山)はコンテナを活用した販売場を設置して、共同醸造により製造したお酒の販売を地元でも再開するなど復旧に向けて一歩一歩あゆみはじめました。このほか、能登町の鶴野酒造店( 谷泉)、輪島市の中島酒造店(能登末廣)、日吉酒造店(金瓢白駒)、清水酒造店(能登誉)は、白山市をはじめ金沢、加賀地区の組合員の支援を受け、今期も引き続き共同醸造を行うことにしております。
各蔵元は、「能登の自社の酒」を絶やさないとの思いで、仲間の手を借りながら自社商品の製造、商品の出荷、新たな取引先の開拓に努めており、全国の皆様方からいただいた温かいご支援と激励を糧に何とか再建に向けて日々奮闘しております。
まだまだ復興には長い時間を要すると思われますが、被災した蔵元の一刻も早い復旧再建に向け、石川県酒造組合連合会傘下の組合員が相互に連帯・協力し一丸となって取り組む所存でございますので、引き続き、国内外の皆様の温かいご支援をお願い申し上げます。
結びに、来る新しい年が皆々様にとって最良の年となりますようご祈念申し上げます。

謹白
令和七年十二月吉日
石川県酒造組合連合会
会長 車多 一成
鳳珠酒造組合
組合長 櫻田博克