うまい酒を造るために特別に育成された、石川オリジナル品種の酒造好適米、それが酒米石川門です。「石川独自の米で、石川でしか造れない酒を造る」という長年の夢を現実のものにした酒米石川門は、石川の酒造会社、米生産者、農業研究者のコラボレーションから誕生しました。十数年の歳月をかけた品種改良や試験栽培の結果、酒米の命ともいうべき心白が極めて大きい、吟醸酒づくりにも適した、高品質の酒造好適米が生まれたのです。
平成20年、酒米石川門は酒づくりに理解のある4軒の酒米農家で栽培され、収穫された米は6社の酒造会社で米の味がしっかり伝わる純米酒や純米吟醸酒になりました。そして平成21年には、酒米づくりは石川県内5つのJAへ、酒づくりは14の酒造会社へと、石川門の輪は着実に広がっています。